修理速報
【米子のスマホ修理店】防水性能有のiPhone8は水没させてしまっても無事なのか?
[2019.03.26] スマホスピタル米子
2018年最も売れたiPhone8。
今、iPhoneユーザーが使っているiPhoneの中では
一番多いのかもしれません。
iPhone7から、待望の防水仕様が施されるようになりました。
iPhone8の防水性能はIP67という規格。
前の数字「6」ば防塵性能、後ろの「7」が防水性能です。
防塵性能6は最高の数値で内部に粉塵が侵入しませんということを表しています。
では防水性能7はというと、1mの深さの水に30分入れても水が内部に侵入しないということです。
完全防水ではないんですね。しかもだいたいこういうのは真水を条件にしているもの。
色々混ざった溶液とかだと話はまた変わってきます。
ちなみにiPhoneXの防水性能もiPhone8と同じIP67。
こちらも完全防水ではありませんのでご注意を。
濁った水に落ちたiPhone8
今回、水没してしまったiPhoneは全く電源がつかない状態でした。
急いで解体して、中の水分を取ろうとしましたが、
茶色く濁った液体がドロリ・・・
真水じゃなかった、錆とかそういったたぐいのものでしょう。
濡れていたものを悠長に撮影している場合ではないので
きっちり乾燥させたものをお見せしますが、
横の布に残った茶色が汚れの証です。
水没反応の赤もしっかり出ています。
画面側はこんな感じ↓
反射して光って見えますが。
しかし、コチラも茶色がしっかりついてしまっていました。
水没反応も出ています。ヒートシンクと液晶の間にも水分が入り込んでいました。
きっちり汚れを拭き取った後は、
ロジックボードを取り外して、基板洗浄をします。
洗浄したら基板をしっかり乾かします。
きっちり乾燥が完了したところで元の状態に組み直します。
が、全く反応がない。パーツもダメになったか。
液晶画面とバッテリーも変えて再チャレンジ。
やっぱりダメだ・・・
何やっても動かない、これはロジックボードの回路がダメになったか。
チップやコンデンサがショートしたか。
こうなると手の施しようがないのです。
残念ながら、このiPhone8は直りませんでした。
皆さんも溶剤や汚水の周辺では、とくにスマホを落とさないように注意してください。
水没復旧は水没時の環境、処置、時間が大きく関わってきます。
中にある大切なデータのためにも迅速に適切な処置をして
復旧にかけましょう。
「人事を尽くして天命を待つ」
スマホスピタル米子店
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