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iPhone水没修理について
iPhoneの防水仕様、完全防水ではないが結構防げる。しかしこんな落とし穴が
[2019.08.26] スマホスピタル米子
カテゴリー:iPhone水没修理について
スマートフォンが水没しやすい時期は、
梅雨、夏、そして冬。雨の中でうっかり
濡らしてしまったり、夏だと海や川、プール、
冬は雪ですね、ゲレンデとか。これらの
時期は水没修理の依頼が増えます。
ただ、日常的にもスマホは水没してしまう可能性はありますね。
例えば台所。ご飯の支度や洗い物の最中の
連絡でスマホを濡らしたり。最近では
お風呂に入るときに、ジップロックに
スマホを入れて持ち込んだり。
iPhoneでは7以降から防水仕様になりました。
ただ、これが完全防水ではありません。
ある一定の環境下で、粉塵や水分から
スマホを守ることができるという条件付き防水、
耐水性能というのが正確かもしれません。
しかも真水でどの程度耐えられるかというもの。
これが海水やせっけん水だとその耐水時間はより短くなってしまうでしょう。
iPhoneの耐水性能、その実力は?
iPhoneの防水性能は7以降の端末から
実装されました。iPhone7、7Plus、
8、8Plus、X、XRはIP67等級という
防水性能があります。これは
深さ1mで30分間までは耐えられる
ということをあらわしています。
そしてiPhoneXS、XSMaxはIP68等級で
防水性能が上がっています。これは
深さが2mで30分まで耐えられるというものです。
ただし、真水での場合であり、
さらに経年劣化によっても耐水性能は
落ちてしまうのであくまで耐水性能の
最大値がそれだということですね。
それでもちょっと濡らしてしまった
くらいであれば水没は防げそうですね。
実際、スマホスピタル米子のお客様では、
外の水たまりに落としても内部は
全く問題なかったというものもありました。
ですのでそれなりに防水は期待しても
良いかもしれません。が絶対ではないということはお忘れなく。
フレームと画面の間がしっかりしていてもこんなところから浸水することも
防水仕様のiPhoneはフレームと
画面の間に防水テープが貼ってあるので
簡単には水は入ってこれないはずです。
じゃあ隙間は全くないのかと言えば
そうではありません。各種ボタンや
スピーカー部分、そしてSIMカードスロットと
いったわずかな隙間も油断ならない部分なのです。
こちらをご覧ください。
海水浴中に濡れてしまって全く動かなくなった
というiPhone8です。基板がついてある部分の
ごくごく一部のみ濡れた跡がありました。
それ以外は全く水没していませんでした。
この水分がどこから侵入したのか
たどってみるとなんとSIMカードの差込口から。
見た感じ、SIMカード差込口からほんの
少量の海水が侵入しただけのようですが、
それでも基板に水分がついてしまうとこのように⇩
腐食してしまっています。基板とパーツの
接点部分であれば洗浄して通電するように
すれば直る確率は非常に高いです。
ただ、このように基板の中でも特に
重要な部品がついているところが
腐食するとどうなるかは何とも言えません。
基板洗浄後がコチラ⇩
腐食した部分がキレイになりきっていません。
ショートしてしまって、汚れもとれず、
このiPhone8は結局起動しませんでした。
わずかな隙間からの少しの水分で
取り返しのつかない水没事故に
なってしまうこともあるのです。
特に海水となればなおさら、
腐食のスピードもはやいですし
ちょっとの水分が命取りになりかねません。
海水浴のシーズンは終わりましたが、
お風呂に持ち込んだり、台所の水というのも、
こんなわずかなところから入り込んで基板を
ダメにしてしまうということもありえます。
もしも水没させてしまっても、スマホスピタルで
復旧修理はできますが、基板が完全に
ダメになっているとどうにもならない
ケースもあります。できるだけ水没の
リスクは減らしておきましょう。
050-3785-2317
鳥取県米子市旗ヶ崎2021-7(有限会社福井事務機内)
スマホスピタル米子
